福岡で社交ダンススタジオを開業する方へ|床材は何を選べばいいのか?

福岡の社交ダンススタジオに適した床材 社交ダンススタジオ
福岡の社交ダンススタジオに適した床材

社交ダンススタジオの床材は何を選べばいいのでしょうか?

社交ダンススタジオを開業される方から、社交ダンス教室の床には、どのような材料を使えばいいですか?というご相談をいただくことがあります。

ダンススタジオの床と聞くと、木目のきれいな無垢のフローリングが一面に貼られた空間を想像する方も多いと思いますし、無垢材で仕上げることに憧れを持たれているオーナー様も多いです。

確かに、社交ダンススタジオの床には、木質系のフローリングがよく使われている印象はありますし、見た目にも高級感があり、社交ダンスらしい雰囲気も出ます。

ただ

木目の床材を貼れば、それで社交ダンスに適した床になるのかというと、そんなに簡単な話ではありません。

床材の色や柄も何より素材自体の性質を理解して選ぶ事が大切です。

なので

社交ダンススタジオの床で本当に大切なのは、見た目だけではなくて、踊ったときに適度に滑ることや床全体が平らであること・ダンスシューズのヒールが引っかからないこと・長時間踊っても、足や膝や腰に負担がかかりにくいこと。

こういったことを、全部まとめて考える必要があります。

ダンスの種類によって床に求められる性能は違います

ダンスと一言でいっても、社交ダンス、バレエ、ジャズダンス、ヒップホップ、タップダンス、フラメンコなど、その種類はいろいろ。

そして、ダンスの種類が変われば、床に求められる性能も変わります。

例えば

バレエではジャンプや着地が多いため、床自体に足腰への衝撃を吸収する弾力が重要になります。

ヒップホップでも、強いステップやジャンプを繰り返すため、床下地のクッション性や床材自体の耐久性が必要なので、ヒップホップスタジオでは塩ビシートが多く利用されます。

タップダンスやフラメンコでは、床を踏んだときの音も演出の一つになりますから柔らかすぎる床では音が吸収されてしまうため、木質系の硬い表面が向いています。

タップダンスの場合、騒音問題も並行して考える必要があるのでそこがとても難しい問題ですね・・・

では、社交ダンスの場合はどうでしょうか。

社交ダンスでは、床の上を流れるように大きく移動したり、回転したり、細いヒールで身体を支えたり意外とハード。

社交ダンスの床は滑らなさすぎてもいけません

一般的な店舗や住宅では、床が滑りにくいことが安全だと考えられて、普通に人が歩く場所であれば、その考え方で間違いありません。

しかし

社交ダンスの床は、滑らなければよいというものではありませんよね。

床のグリップが強すぎると、ダンスシューズの裏が床に引っかかって踊りにくいし、身体は回ろうとしているのに、足だけが床に残ってしまう。

これでは、膝や足首をひねる原因にもなり危ないです。社交ダンスの場合は競技自体の年齢層も幅広く年配の方々の習い事に人気ですから、その方たちの安全も考慮した床材にするべきです。

ですから

反対に、床が滑りすぎても危険なのです。

床が必要以上に滑る場合は、踏ん張りが利かず、バランスを崩したり、転倒したりする可能性がありますからね。

つまり、社交ダンスの床には

滑るけれど、滑りすぎない
止まれるけれど、止まりすぎない

この絶妙なバランスが必要なんです。

「滑りにくい床材」とカタログに書いていても鵜呑みにはできません

これだけで判断してしまうと、実際にダンスシューズで踊ったときに、思っていた感覚とまったく違うことがありますので

可能であれば、実際に使用するダンスシューズで床材のサンプルを確認することをおすすめします。

社交ダンススタジオには木質系の床材がおすすめ

社交ダンス床無垢材

社交ダンススタジオの床材として、まず候補になるのは、無垢フローリングなどの木質系床材です。※写真は無垢のナラ材

本物の木の床材で仕上げた社交ダンススタジオは素晴らしい高級感が出ますが、良い点はそれだけではありません。

ダンスシューズで足を運んだときの感触や音、適度な滑りを作りやすいことも、無垢床材の特徴です。

ただし、ここで勘違いしてはいけません。

無垢フローリングであれば、どの商品でも社交ダンスに向いているわけではありません。

住宅用として販売されている一般的な無垢フローリングを、そのままダンススタジオに貼ればよいということではないんです。

特に確認していただきたいのが、フローリングの板と板の継ぎ目です。

一般的な無垢フローリングには「糸面」があります

社交ダンスに適した床材。

一般的な無垢フローリングを良く見ると、板と板の継ぎ目に細い溝が入っていることに気がつくと思います。

この溝は、フローリング表面の角をわずかに斜めに削ることで作られていて、この小さな面取り部分を「糸面」と呼びます。

無垢材は一枚一枚が天然の木ですから、湿度や気温の影響を受けて、膨らんだり縮んだりするのが特徴です。

また、施工後にわずかな反りや高さの違いが出ることもあります。

そこで、この糸面があることで、板同士に多少の高さの違いが出ても、段差が目立ちにくくなるのです。

住宅の床であれば、見た目にも自然ですし、よく使われている加工なので、それが当たり前だし問題ないのですが

いざ社交ダンススタジオの床として考えると、この小さな溝に社交ダンスで履く細いヒールが床の継ぎ目に引っかかるかもしれませんし、ダンス中に足を滑らせたときに、溝の感触が伝わって踊りに集中できない場合も考えられます。

このように

一般の人が靴下で歩く住宅と、細いヒールを履いて回転する社交ダンススタジオでは、床に求められる精度が違うんです。

社交ダンスの床には溝なしの無垢材

そこで、社交ダンススタジオの床材として候補になるのが、V溝なしの無垢フローリングです。

V溝なしフローリングとは、板の表面に糸面やV字の溝を作らず、板と板の継ぎ目ができるだけ平らになるように加工された床材です。

床の表面に溝がほとんどないため、ダンスシューズのヒールが引っかかりにくくなり溝で足を引っ掛けたり、回転したりしたときも、継ぎ目を感じにくい滑らかな床になります。

社交ダンススタジオの床としては、非常に相性のよい仕上げです。

ただ

V溝をなくせば、何も問題がなくなるという話ではありません。

糸面がない分、無垢材が伸縮したり、わずかに反ったりすると、その高さの違いが段差として表れやすくなります。

溝があればごまかせていた小さな段差が、V溝なしでは、そのまま床の表面に出てしまうんです。

そのため、V溝なしの無垢フローリングを使う場合には、なるべく伸縮や反りの少ない木材を選ぶ必要がありますし、無垢材を張る技術も必要になってきますので、ここはやはり専門の施工会社に依頼するほうがベストです。

床材の商品だけを見て決めるのではなく、樹種の特徴や乾燥状態まで考えることが大切です。

床の下地作りが仕上げを左右します

どれだけ高価な無垢フローリングを選んでも、その下の床がデコボコしていたら、仕上がった床も平らにはなりません。

これは当たり前の話に聞こえるかもしれませんが
でも、ダンススタジオの床工事では、この当たり前がものすごく大切なんです。

僕はお化粧をしたことがありませんので、例え話になるかどうかわかりませんが、憶測で例え話をだすと、女性のお化粧の仕上げを左右するのは高価な化粧品よりも下地つくりが重要なのと同じ事なのかな?って思います。

違いましたかね・・・

社交ダンスでは、スタジオの端から端まで大きく移動しながら優雅に踊りますよね。

なので

床の一部分だけが少し高いとか、ある場所だけわずかに沈むなど許されないのです。

一般の店舗であれば気にならない程度の違いでも、踊る人には分かります。

だからこそ、フローリングを施工する前に、床下地にはとても気を使いますし、ここで仕上げが決まると言っても過言ではありません。

下地つくりに気を使わない業者は以ての外です。

ダンス用の床下地を造るための元々の部屋の床自体に高い部分や低い部分があれば、必要に応じて調整し、できるだけ平滑な状態を作ってからフローリングを施工します。

床材選定と同じくらい、下地をどう調整してダンスに適した基礎を造るのかが大事なのです。

複数のダンスに使う場合の床材

社交ダンスだけでなく、スタジオを使用していない時間帯にバレエやジャズダンス、ヒップホップなどにも貸し出したい。

そのように考えるオーナー様もいらっしゃいます。つまりレンタルスタジオとか共同スタジオスタイルですね。

もちろん、多目的に使用できれば、スタジオの稼働率は上がるかもしれません。

ただ、すべてのダンスに100点の床を一つ作ることは、現実的には簡単ではありません。

社交ダンスに合わせて滑りやすくすると、裸足で踊るダンスには滑りすぎる可能性があります。

バレエに合わせてグリップを強くすると、社交ダンスでは足が引っかかるかもしれません。

タップダンスに合わせて硬い床にすると、ジャンプの多いダンスでは足腰への衝撃が強くなります。

ですから、複数のダンスに使う場合でも、

このスタジオは、何のダンスを中心にするのか。

ここは最初に決めておいた方がよいと思います。

全部に対応しようとして、どのダンスにも使いにくい床になってしまったら、何のためにスタジオを作ったのか分かりませんからね。

床材を決める前に、物件自体の確認も必要です

今回ご説明しているような社交ダンス用の床を作る場合は、既存の床の上に新しく床下地を組んでいきます。

そうすると、現在の床よりも仕上がりの高さが上がります。

床の作り方にもよりますが、場合によっては今の床より10センチ前後高くなることもありますので、そこは事前に確認が必要です。

なので

・入口に大きな段差ができないか
・ドアが床に当たらないか
・更衣室や受付との高さが合うか
・床が上がる影響で天井の高さが低くなりすぎないか

こういった確認も必要です。

また、下の階や隣の部屋に別の店舗や事務所が入っている場合には、足音や振動についても考えなければなりません。

ここで注意していただきたいのは、弾力のあるダンス用床を作れば、必ず防音できるわけではないということです。

踊る人の足腰を守る床と、下の階へ音や振動を伝えにくくする床は、似ているようで目的が違います。

物件を契約してから、この建物ではダンスは禁止です」とか「騒音がひどいのでどうにか対策してください」

となると大変です。

社交ダンススタジオを開業する場合には、できれば物件を契約する前に、ダンススタジオ専門の内装工事会社へ相談されることをおすすめします。

ダンススタジオは床が命

社交ダンススタジオの床は、完成した写真を見ると、きれいな木の床にしか見えませんが、その床の下には、いろいろな考え方と施工があります。

一つ一つの積み重ねで、踊りやすい床になるか、踊りにくい床になるかが決まります。

僕は、ダンススタジオの床は、単なる内装の仕上げではないと思っています。

ダンススタジオは床が命

どれだけ鏡がきれいでも、照明が格好よくても、床が踊りにくければ意味がありませんよね。

足を踏み出した瞬間に

「この床は踊りやすい」

と感じてもらえる床は、それだけでスタジオの大きな価値になります。

福岡で社交ダンススタジオの内装工事をご検討の方へ

福岡内装工事センターでは、社交ダンススタジオをはじめ、バレエスタジオや各種ダンス教室の内装工事に対応しています。

床材だけでなく、床下地、鏡、照明、更衣室、受付、音響、防音対策まで、スタジオ全体を考えたご提案を行っています。

福岡で社交ダンススタジオの開業や改装をご検討されている方は、通話料無料のフリーダイヤル0120-104-504までご相談ください。

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