社交ダンススタジオの床材補修についてのお問い合わせ事例

無垢材研磨 ダンススタジオ

※ この記事は2017年2月5日に更新されています。

こんにちは。
ダンススタジオ内装センターの倉石です。
この記事は、ダンススタジオの床材補修について書いています。

「スタジオのフローリングにキズが目立ってきた」

「最初はキレイだったのに、だんだん汚れが目立ってきた」

この様なお悩みが有る方はぜひ参考にしてくださいね。

京都の社交ダンススタジオさんからのご相談

「サクラの床材の上からナラのフローリングを張っています。それがだんだん劣化してきて(表面が剥がれてきて)しまい、どうにか出来ますか?」
とのお問い合わせがありました。

お電話でしか、情報が頂けなかったので、その様子でしかお応えできないのですが、スタジオの仕上げに使っている床材が無垢材であれば補修は充分に出来ると思います。

無垢材とは??

合板や集成材ではなく、原太から切り出した木材の事。
つまり、生の木材なので条件により割れやひび・反りなどが入りやすい事もありますが、天然木本来の雰囲気が醸し出せてダンススタジオでは根強く人気です。

合板や集成材とは

■ コンパネ
■ ベニヤ板
■ 集成材
■ OSB材

等など。

無垢材をキレイによみがえらす

何と言っても無垢材のメリットは、材料の全てが同じ材料で出来ているってことです。
金太郎飴じゃないですが、どこでカットしても同じ。

表面が汚れてきた。
表面に凹みなどのキズが多く目立ってきた。

だから、また最初の様にキレイにしたいですよね。

では、どうやって蘇らすのか?

無垢の床材の表面をキズが無くなるまで研磨する方法があります。
写真は一般住宅ですが、施工のイメージはこんな同じです。

元々の状態
無垢材研磨 ダンススタジオ

研磨状況

床研磨 無垢材フローリング

表面の塗装をキレイに研磨して、元々の状態まで戻します。
それが終われば、また仕上げに色をつけたり、コーティングをしてキレイに仕上げていきます。

無垢材の日頃のお手入れについて

無垢材はとてもデリケートな材料になりますので、日頃のお手入れは大事。
間違った掃除の仕方をしていると、短期間でその美しさを損なうことにもなりますのでご注意くださいね。

まずは。。。

■ 普段の手入れは、乾いた雑巾での乾拭きと掃除機での掃除でOK!

キレイにしたいからと言って、水に濡らした雑巾でのモップかけはNG!!!!!ですよ。
もしも、水分をこぼしてしまったら、すぐに、、、出来るだけすぐにふきとってください。
珈琲や強い汚れが付いた場合は、極力固く絞った雑巾で!

こうしてみると、無垢材に水分は敵って事がわかりますよね。

無垢材手入れのNGとは

① 水を多く含んだモップや雑巾での拭き掃除。
② 中性洗剤以外の洗剤はNG。
③ 薬品のついた化学モップ等は変色の原因に!!
④ 何度も書きますが、塗れたままの状態にしているとせっかくの床板が反ったり割れたりする原因になるので水がついたらすぐに拭き取るクセをつけてください。

社交ダンススタジオなどは、一般住宅と比べて人の出入りが激しく、また無垢材の上で専用のシューズを履いて踊りますので劣化の状態は比べ物にならないですから
やはり、出来るだけ長持ちさせるには、日頃のお手入れは重要になってきます。

間違ったお掃除をしないように気をつけてください。

もし無垢床材が凹んでしまったら・・・・

無塗装やオイル塗装仕上げの無垢フローリングをへこましてしまった場合。

凹んだ場所に水を浸み込ませた脱脂綿などを置いてしばらく待ちます。
その後布の上からアイロンを5~10秒ほどかけるんですが、焦がさないように様子を見ながら押しつけて離す作業を2〜3回繰り返し。
無塗装やオイル塗装の場合はこの方法で改善できる場合がありますが、ウレタンやUV 塗装の場合は塗装がはげることがありますので、充分な注意が必要です。
もし、不安なら、専門の補修業者か、施工店に相談した方が良いでしょう。

施工の際にメンテナンスの事を聞いておくことも重要です。

ずっときれいなスタジオにしておくための、ぜひこれらメンテナンスがんばってください!

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